起終点駅 ターミナル

主演╱ 佐藤浩市  監督╱ 篠原哲雄2015年 ( 日本)

【ネタバレ注意】
自分はどうも尾野真千子が苦手で、
尾野真千子ほどではないけど本田翼の縁起も苦手。
そんな二人が共演した本作。
序盤で尾野真千子が自殺してしまうが、その理由がいまひとつわからない。
そのくせ、主人公の佐藤浩市に対しては「闘え、完治!」と闘いを強いる。
だったら自分も完治を苦しめるような真似はせず、生きて闘えよ。
そのせいで完治は25年間も苦しめられたわけだから。
完治は完治で、25年間闘ってこなかったな。
あれだけ「闘え」って言われてたのに。
本田翼は、演技が下手ではないと思うんだけど、
やっぱり本田翼にしか見えないんだよな。
演技の幅が狭いのかな。
中村獅童の役どころも、いまひとつ。
雰囲気は悪くなかっただけに、惜しい映画だった。

シン・ゴジラ

主演╱ 長谷川博己  監督╱ 庵野秀明2016年 ( 日本)

民放で放映していたのを、家族3人で観賞。
自分は観たくなかったのだが、息子と妻が観ると言い張ったためである。
約8ヶ月ぶりの感想は、前回とはあまり変わっていなかった。

未知の巨大生物に対する「畏怖」と「興味」が感じられない。

展開も都合が良すぎる。

石原さとみはミスキャストとは言わないまでも、セリフが不自然すぎる。

♪ダガダダガダダガダダッダッっていう「踊る大捜査線」の音楽を聞くと、
どうしても「踊る大捜査線」にしか見えなくなってくる。

今後はもう、観なくていいかな。

2017 3/26の感想———————————————————

あまりにも期待しすぎたせいか、残念ながら期待外れだった。
全体的にはよく出来ているし、とても面白かった。
リアルさを追究し、それもよく描けていたと思う。
しかし、本当にあんな未知の巨大生物が現れたら、人々はあんな行動を取るだろうか?
人間は自分の理解出来ない状況(大火災や大震災など)に陥ると楽観視し、
それが原因で逃げ遅れる人が多いという。
だからもし現代にゴジラが突然現れたら、人々はまず興味のほうが先だって
スマホで撮影しまくるのではないか。
逃げ惑う人もいれば、暢気に撮影している人もいるだろう。
政府も最初から足並みが揃いすぎだし、段取りも良すぎる。
もっと慌てふためくはずだ。
最後の作戦も、リアルに描こうとするのはわかるんだけど
作戦としてはあまりにも頼りない。
周囲の道路状況とか、リハーサルのできない一発勝負の状況を考えると
成功したのが奇跡としか思えない。
石原さとみの役は、素直にハーフを使ってもらったほうがよかった。
リアルさを追究しただけに、逆にリアルじゃない部分が目立ってしまったような気がする。
あと、キャスティングとか音楽とか会議風景とか、
「踊る大捜査線」のパロディかよ、と思ってしまった。
主演の長谷川博己、どこかで見たなと思ったら「この国の空」の妻子持ちだったのか。
え、「ラブ&ピース」の主演も長谷川博己だったの。
これを機に、インプットしておこう。
そうそう、高良健吾もいいポジションで出演してたな。
チンピラ役より、こういう役のほうがいい。
最後に、この映画で一番好きなシーンは、申し訳ないけど「エンドロール」だった。

デスノート Light up the NEW world

主演╱ 東出昌大  監督╱ 佐藤信介2016年 ( 日本)

TSUTAYAに行っていたらしい息子が、
「デスノート借りてきたから一緒に観る?」
と、めずらしく言ってくれた。
観ていない映画を途中から目にするのは避けたいので、
用事を手早く済ませて息子と一緒に映画を観る。
最近、こういうちょっとしたひとときに幸せを感じる。
しかし、いざ観始めると
内容について質問したり、鼻をかんだりする父親の存在が邪魔だったらしく、
「うるさい」「もう少し静かに観らんないの」と怒られてしまった。
ともあれ、菅田将暉や池松壮亮など豪華キャストの割には残念な内容だった。
そもそも、「デスノート」自体が理論破綻してるから仕方ないんだけど。
俳優の顔が見えなきゃ意味がないのはわかるけど、
デスノート対策本部特別チーム捜査官だったら
常日頃から全員フルフェイスのヘルメットを被って操作に当たるべきだな。
この内容だったら、続編作らないほうがよかったな。

共喰い

主演╱ 菅田将暉  監督╱ 青山真治2013年 ( 日本)

菅田将暉主演だし、「共喰い」というタイトルなので
「寄生獣」や「東京喰種」みたいな作品を想像して観てみたら、
「そこのみて光輝く」や「捨てがたき人々」系の暗い話だった。
観ていて気持ちのいい映画ではないし、
結局あんまり深い話じゃなかったような気もする。
でも俳優たちはみな名演技だった。
菅田将暉もそうだし、田中裕子なんか最初誰だかわからなかった。
そして何と言っても光石研。
これが「めがね」と同じ役者なのかと思うぐらい、妙にはまっていた。
「俳優って凄いな」とたまに思う時があるが、
本作での光石研もそれを感じた。

ホワイトアウト

主演╱ 織田裕二  監督╱ 若松節朗2000年 ( 日本)

原作未読。
山登り系の、「自然の恐ろしさを知らないのか!」的な
単なる自然系教訓映画かと思っていたら、
そこにテロ要素やクライムサスペンスが入ってきて、
個人的には想像以上に楽しめた。
いやぁ、なかなかよく出来てた。
シネマレビューで誰かが書いてたけど、
これは要するに日本版「ダイハード」なんだな。
そしてハードネイチャー版「踊るシリーズ」なんだな。
すーっと観ている時はハラハラドキドキ観られたものの、
思い返してみると粗が結構あったような気がしてきて、
こういう映画はファーストインプレッションだけにしておいて
観返さないほうがいいような気がする。
ん〜、思い返すとクライマックスシーンが意味不明だし、
織田裕二のドヤ顔も「お前は何様なんだ?」という気がしてきた。
松嶋菜々子の立ち位置も微妙だな。
ま、考えないで観れば充分楽しめるでしょう。