エディー・バウワーと私

本年もよろしくお願いいたします。

喪中につき年賀状やおめでたい言葉のご挨拶は控えさせいただきますが、昨年お世話になった方々には本当にお世話になりました。昨年お世話になった方はもちろん、昨年お世話にならなかった方々におかれましても、本年はお世話の程よろしくお願いいたします。
あっという間に2018年を迎えてしまいました。2018年と言えば、平成30年ですよ。平成が始まった頃は、平成が30年も続くとは多くの人が思っていなかったのではないでしょうか。自分は25年ぐらいかなと予想していました。そんな平成も来年で終わりを迎える(何事もなければ)のが決定しましたね。昭和から平成に移行するあの瞬間を目撃した自分としては、国内を覆い尽くすあの緊張感をもう一度味わいたかったという残念な気がしないでもありませんが、何事にも「やさしい国、日本」ですから、改元についても各方面にやさしい方向で行われるというのは、いかにも日本らしいなとも思います。しかしながら、皇太子殿下は自分より年上なのですから、もう一度改元の瞬間に立ち会える可能性は充分にありそうです。これまで2035年9月3日の皆既日食を見るまでは生きていたいと公言してきましたが、さらにもうひとつ、どうせならその次の改元も体験したくなりました。それが皆既日食の前なのか、後なのかはわかりませんが、その2つを今後の生きる目標にしたいと思います。
振り返ってみると平成という時代は……いや、こういう話題は来年の5月号用に取っておくとして、今回はエディー・バウアーについて語りたいと思います。本当は書こうと思っていたテーマがあるのですが、それは来月にまわします。来月ならまぁ、大丈夫でしょう。

エディー・バウアーとは

エディー・バウアーとは何かと改めてウィキペディアで調べてみると、「カジュアルウェアやアウトドア用品を中心に製造販売を行い、アメリカのほか、カナダ、ドイツ、日本で展開している。1920年、ドイツ系アメリカ人のエディー・バウアー(EB 、1899年-1986年)が、アメリカのシアトルにおいて、自身の名を用いてスポーツ用品店を創業したのが始まりである。現在も1号店がシアトルにある。」と書かれています。調べてみて初めて知ったんですが、エディー・バウアーはアメリカ、カナダ、ドイツ、日本の4カ国にしかないんですね。GAPのように全国展開しているメーカーと違い、そのへんのローカル(?)さも魅力のひとつなのでしょう。
昔、日本を舞台にした007シリーズ「007は二度死ぬ」という映画がありましたが、実はエディー・バウアーも二度死んでいます(2003年と2009年に平たく言えば倒産)。だからせめて自分が洋服を買ってあげて「三度目」を防いであげたい、「三度目」を防ぐのは自分しかいない。という気にさせられてしまうのです。日本の中年男ひとりが年に数回洋服を買ったからといって、大企業には何の影響も無いだろうと思うかも知れませんが、自分には実績があります。ウィンドウズ95の発売によってアップルコンピューターが窮地に立たされていた時でも、自分はアップルを信じてマッキントッシュばかりを買い続けました。「アップル社が倒産を免れ、さらに世界一の企業にまで上り詰めたのは日本のとあるデザイナーのおかげである。我々は彼に感謝しなければならない」と、スティーブ・ジョブズの自伝に書かれているとか書かれていないとか。だからエディー・バウアーだって、今後世界一の企業になる可能性は充分にあるのです。

自分がエディー・バウアーを愛用し続ける理由

数十年前、サンシャイン60内のショッピングモール「アルパ」に、エディー・バウアーが出店。それが、エディー・バウアーとの出会いでした。その頃の自分と言えば、色々な店で洋服を買っていました。例えば「タカキュー」とか。洋服なんて安物で充分、着られればよかったのです。だから今のように「ユニクロ」があったら、ユニクロでばかり買っていたかも知れません。でも当時はユニクロなんてありませんでしたから、色々なお店でバーゲン品ばかり買っていましたね。エディー・バウアーなんていう高価な店なんて、とんでもありません。大昔、妻がエディー・バウアーでキャリーバッグを買ってきたので、「キャリーバッグなんてもっと安いの売ってるでしょ?何で高い店で買うの?」と文句を言ったのを覚えています。そんな自分がエディー・バウアーを愛用するようになったのには、ちゃんとした理由があるのです。
自分にはファッションセンスがありません。しかも面倒くさがりです。そういう人間がバーゲン品を求めて初めてのお店で服を買うと、さてどうなるでしょうか。はいその通り、安物買いの銭失いになってしまうのです。コーディネートはバラバラだし、お店によって規格もまちまちで、同じLサイズでもきつかったりブカブカだったり。そのため、すぐに捨ててしまった洋服も少なからずありました。
そのうち、エディー・バウアーでもちょくちょく買い物をするようになりました。たぶん、安物には懲りたんでしょうね。そこでふと思ったのです。そうだ、お店を一本化すればいいんだと。つまり、ブランドをひとつに統一すれば、コーディネートの心配もサイズの心配もありません。もしも自分が全身エディー・バウアーの洋服を着ているのにコーディネートが悪かったら、それはエディー・バウアーのせいなのです。サイズだっていちいち図らなくても(ズボンは別ですが)Lサイズを買っておけばピッタリのはず。我ながらナイスアイデアではありませんか。本当はエディー・バウアーじゃなくてどこのブランドでもよかったんですけど、メジャーじゃなさすぎないところが自分にちょうどよかったんだと思います。
それ以来、1月1日には毎年福袋を買い続けているのはご承知の通りですね。2018年版福袋の中身につきましては、2月号でお伝えする予定です。というわけで、改めて本年もよろしくお願いいたします。