娘が結婚式を挙げました。

花嫁の父親として

2017年8月20日日曜日、娘が横浜元町の山手迎賓館にて結婚式を挙げました。既に6月3日に入籍を済ましていたし、横浜のホテルに就職してからはほとんど家にいなかったので、幸か不幸か明日から娘がいなくなるという寂しさは感じませんでした。自分の娘ながら、とてもいい結婚式だったと思います。花嫁の父親とは一体どのような心境なのか、式当日に自分はどのような行動をしていたのかを振り返って見たいと思います。今後花嫁の父親になるであろう方々に、少しでも参考になれば幸いです。

雨天続きの8月

娘が入籍した6月頃、結婚式を8月20日に挙げると聞きました。その時まず思ったのは、「随分とクソ暑そうな日にやるんだな〜」という不満でした。いくら会場内は冷房が効いているとはいえ、炎天下の中モーニングを着て1日動き回っていたら汗ビッショリになるではありませんか。遠くからお祝いに来ていただくゲストの方々にも、とても申し訳ない気持ちでした。しかし、娘の夫は式場の関係者ですし、人気の無い時期をあえて選んだのでしょうし、しかも8月20日は仏滅です。少しでもリーズナブルに、そして早い時期に式を挙げるとすれば、この日がベストだったのでしょう。そんな私たち夫婦も27年前に式を挙げたのは仏滅の日でした。当時はまだ「仏滅に式を挙げるなんて」という空気がありましたが、今はそれほど気にしないのかもしれません。
8月に入り、東京では雨の日が続きました。最終的には21日連続の降雨記録だったそうです。お盆あたりから長期予報を気にしていると、20日はどうも晴れそうにありません。あれだけ暑いのを嫌ってうんざりしていたとはいえ、結婚式が雨では可哀想です。花嫁の父親として、20日だけは晴れてくれ。いや、曇りでもいい。雨だけは降らないでくれ。欲をいえば涼しい日であってくれ。と願い続けました。父親の願いが通じたのか、当日は曇り空の、それほど暑くない日でした。実は式当日が晴れるとわかっていれば前日から横浜に宿泊し、夜明けの式場を撮影するつもりでした。でも曇り空ではそれほどいい画は撮れないと判断し、朝早くに横浜に向かいました。池袋から横浜元町までは地下鉄で1本。三脚やらカメラバッグやらを抱えていても、これなら楽チンです。

撮影開始

式場前に到着したのは、9時前でした。式場はまだ入口が閉まっていましたが、制服を着た女性スタッフの方が入口横にきちっと立っていました。サングラスにTシャツ姿の中年男が近づいてきたのでその女性スタッフは不審な表情を浮かべましたが、今日式を挙げる花嫁の父親だと告げると警戒を解いてくれました。中に入れるのは11時頃からだと知ったので、式場の周囲を撮影していますからと断りを入れ、仕事を開始しました。11時といえば、あと2時間しかありません。その間に撮影しなければならないカットが沢山あるのです。今日の結婚式に向けて、自分はひとつのテーマを設けました。それは、タイムラプスを使って出来るだけ今日1日を記録し、動画作品を作ってみようという試みです。正直に言ってしまえばこれは娘のためというよりも、今後もし動画作りのお仕事が来た際のケーススタディにしたかったのです。タイムラプスといっても細かい設定があります。どのぐらいのスピードにすれば人がどれぐらいで動いて、どのぐらいの長さの動画になるのか。その間充電は持つのか。など、不安は尽きません。試し撮りを繰り返し、このぐらいの設定で行けるかなと見極めをつけた上で、山下公園に移動しました。氷川丸や有名ホテル、ベイブリッジなどをオープニングとして撮影するためです。会場から近いとはいえ、移動や撮影やらで2時間はあっという間に経ってしまいました。
11時前に式場の入口で妻と合流し、式場内へ入りました。すぐさま式場内を歩き回り、エントランスロビー、披露宴会場、チャペル(は入れなかった)などを確認し、三脚を設置する場所を大体イメージしました。傍目から見れば、この人は花嫁の父親なのか、それともカメラマンなのか、わからなかったかも知れません。花嫁と花嫁の母親は早い時間からヘアメイクや着付けで忙しかったのですが、花嫁の父親が着替えるのは式が始まる直前でいいと言われていたので、結構暇でした。ちなみに花婿も同じだったらしく、式場内を私服でウロウロしていたのは花嫁の父親と同じでした。
徐々にゲストの方々がロビーに集まり始めたようなので、三脚でiPadを設置。チャペルで式が始まるといえば急いで三脚を移動し、設置。フラワーシャワーもブーケトスも親族紹介も、大急ぎで設置しました。もちろん披露宴会場、ゲストの方々のお見送り、二次会、二次会のお見送りも機敏に動きながら設置し、夜には再び山下公園に戻ってエンディングも撮りました。自分が使用しているタイムラプスアプリは、使い始めた頃はすぐに充電が無くなってしまうほどエネルギー効率の悪いアプリでしたが、その後改良されたのでしょう。この日はほぼ充電無しで1日中撮影出来たのは幸いでした。この日のためにモバイルバッテリーも購入して用意はしていたんですけどね。それも使わずに済みました。
iPadでのタイムラプス撮影については諸条件による妥協もあり、経験不足による反省もあります。今思えばiPhone用のミニ三脚を用意して、別角度から2台同時に撮影できたなという後悔もあります。とはいえ、初めての試みにしては面白い画が撮れたなと我ながら思っています。あっはっは。
結局、撮影の話ばかりになってしまいましたね。花嫁の父親の心境については、ニュースのページで改めて述べるとしましょう。