初めて本物、買いました。

妻の誕生日プレゼントとして

2002年にアメリカのコロラド州で誕生したクロックス。社名の由来は「クロコダイル」で、「クロスライト」という発泡樹脂の素材は専売特許を持っているそうです。2002年と言えば、日韓ワールドカップが開催された年でしたね。あれから14年の歳月を経て、自分も本物のクロックスを手に入れることができました。これでようやく世間の流行に追いつけた(流行としては既に何周も回っちゃってますけど)というか、自分もやっと本物のクロックスを履ける身分になれたんだなと感慨深い思いです。
実は今年のクリスマスプレゼントにする予定だったのですが、妻が安売りしているサイトを発見したので、急遽誕生日プレゼントになりました。値段は一足2,999円でした。じゃあせっかくなので息子の分もあわせて合計3足買おうという話になり、購入したら翌日到着。妻は黒、自分は濃い茶色、息子は何故か白が好きなので白にしました。さっそく履いてみると、少しサイズが大きい感じです。というのも自分の足のサイズは26.5なのですが、26か27しか売っていなかったので仕方なく27を購入したせいです。アメリカのメーカーだけあって、そのへんは大ざっぱなんですね。
本物は初めてですが、偽物は長年愛用していました。あれはまだ自宅の隣に仕事場があった頃、ベランダで繋がっている自宅と仕事場を行き来するために家族4人分のサンダルを買ったのが、偽クロックスとの出会いです。確か巣鴨の地蔵通りで、1足千円ぐらいで買ったような気がします。あくまでもベランダ行き来用なので偽物でいいかと思い買ったのですが家族には不評で、そのうちに仕事場が実家に移ったために出番がなくなり、勿体ないので最近では自分の普段履きとして愛用していました。
でも、さすが偽物。素材はもちろん「クロスライト」じゃない粗悪品なので、雨の日に素足で履くと水分が挟まって「ギュッ、ギュッ」と結構恥ずかしい大きな音がします。さらに靴底には五百円玉ほどの大きさがある滑り止めの凹凸がひとつ、つま先の部分に施されているんですが、使っているうちに穴が空きました。それが雨の日には吸盤になって「ペッタン、ペッタン」と音を立てます。「ギュッ、ギュッ」「ペッタン、ペッタン」と、ほんとうるさいサンダルでした。そんな偽クロックスですが、穴の空いていない1足だけは自宅と仕事場の往復用として今でも現役で使用しています。

サンダル愛用の黒歴史

そもそも、自分は長年健康サンダルを愛用してきました。足つぼ効果のあるあの凹凸が、オンリーワンの魅力です。仕事へ行くにも健康サンダル(たまに)、打ち合わせにも健康サンダル、国内旅行はもちろん、海外旅行へ行くにも健康サンダル。健康サンダルと言えば岡野というぐらい、自他共に認める健康サンダルフリークでした。今思えば失礼な話です。霞ヶ関の官庁街を健康サンダルで闊歩していたのですから……。まさに若気の至りと言えるでしょう。
そういえば、健康サンダルの前はビーチサンダルを愛用していましたね。20代前半の頃はビーチサンダルを履いて、当時アルバイトをしていた南青山のデザイン事務所「K」に通っていたものです。で、ある夜、K社のK社長からいつものように飲みに誘って頂いて、向かった先が六本木のバー「キャバンクラブ」でした。名前からも察しがつくように、ビートルズのコピーバンドが生ライブを行うのが売りの、渋くてオシャレな店でした。当時、メンバーを全員言えないぐらいビートルズに対して疎かった若造の自分では、K社長のお誘いがなかったら絶対に行けないような大人のお店です。で、入り口で店員とK社長が人数などのやりとりをして入店しようとしたのですが、ふと自分の足下を見た店員に言われてしまいました。「サンダルは禁止です」と。つまり、ドレスコードにひっかかってしまったのです。ドレスコードに引っかかったのはこの時が最初で最後だったと思います。恥ずかしいのとK社長に申し訳ないのとで慌てふためいた自分でしたが、K社長はやさしく自分をタクシーに乗せ、K社長の靴を貸してくれて、再びタクシーでキャバンクラブに戻ってきてくれました。何て優しい人でしょう。K社長はD社の先輩なのですが、自分はいい先輩たちに巡り会えたなとつくづく感じています。それ以来、ビーチサンダル通いはさすがに止めたような気がします。もっとも、ビーチサンダルが健康サンダルに変わっただけですけどね。

健康サンダルからクロックスへ

健康サンダルを愛してやまなかった自分が、何故履かなくなったのか。それは、雨の日に滑りやすいからです。大抵の健康サンダルは、靴底に溝がありません。ほぼツルッツルなはずです。なので、雨の日に思いもしないところでスッテンコロリンした時が何度かありました。滑らない健康サンダルはないものかと結構探してみたんですが、滑らなそうなものは足つぼ効果が弱かったり、普段履きにはデザインが派手だったり、これだという物が見つかりませんでした。それでようやく気づきました。「そもそも健康サンダルって、室内履き用なんだな」と。オフィスや家庭で健康のために履くのが目的なので、滑り止めに気を遣う必要がない。それを理解するまでに20年の歳月が流れていたのですから、頭の良さが売りであるはずの自分にしては気づくまでに時間を要したものです。
若い頃はよかったのですが、齢を重ねた今スッテンコロリンとなってしまっては思わぬ大けがになりかねません。そこで健康サンダルを断念し、ホーキンスなどのアウトドア系サンダルにしてみたり、スポーツ系のサンダルを履いてみたりした結果、現在の本物クロックスへたどり着きました。まだ雨の日に試してはいませんが、これなら滑りにくそうなので安心です。
って結局、若い頃からずっとサンダル履きなんですけどね。ま、多雨多湿な日本ですから、何だかんだ言ってもサンダルが一番ですよ。あっはっは。

今年もお世話になりました。

最後になりますが、今年もオカノ・ドットトーキョーをご覧いただきましてありがとうございました。来年も相変わりませずご愛顧の程、よろしくお願いいたします。手離れが良くてギャラの高い、簡単でメジャーなお仕事も随時お待ちしておりますので。