お別れの春。

「笑っていいとも!」32年間ありがとう。

2014年の3月は、いろいろな別れがありました。中でも「笑っていいとも!」の終了ほど寂しいものはありません。いや、寂しいという言葉ひとつで表せるほど単純な心境ではなく、「悲しい」「寂しい」「残念」「感謝」「あきらめ」「不安」など色々な感情が入り交じっています。
これまでにも自分が大好きだった長寿番組が最終回を迎えてきました。「8時だよ全員集合」「ザ・ベストテン」「オレたちひょうきん族」などなど。もちろんこれらの番組終了についても寂しさは感じていましたが、「全員集合」は子ども向け番組ですから後半観なくなっていたし、「ベストテン」はバンドブームあたりから観なくなっていたし、「ひょうきん族」は最後まで観ていたけど正直だんだんつまらなくなっていたので「仕方ないかな」という思いのほうが強かったように思います。ところが「いいとも」は自分が今でも毎日ほとんど欠かさず観てきた番組。ためになる情報番組が多い中、たいしてためにならないくだらないコーナーをダラダラと流しつづける。それでいて32年間も続いてしまうのですからある意味奇跡としか思えません。
前にも書いたような気がしますが、漫才ブームの流れを受けて始まった「いいとも」の前身「笑ってる場合ですよ!」は、番組開始当初は好きで観ていました(この番組って、調べてみるとまるまる2年間しか放送していなかったんですね。もっと長かったような気がしていたんですけど)。でも、観ていたといっても当時は中高生ですから平日のお昼には自宅にいないはず。だからきっと「増刊号(笑ってる場合ですよ!もう一度)」で観ていたんでしょう。ただ、「番組開始当初は」と書いたように、だんだん疲れてきちゃってこれも次第に観なくなりました。「笑ってる場合ですよ!」が終わると知った時はむしろ喜んだぐらいで、後番組は何が始まるのかなと期待していたものです。で、後番組がタモリの「いいとも」だと知ってもの凄くガッカリしたのをおぼえています。だってタイトルは二番煎じだし、司会は当時のキワモノ芸人「タモリ」ですよ、今で例えるならば江頭2:50ですよ。どう考えたって面白いわけがない。きっと、次の企画が固まるまでの中継ぎ番組なんだろうなと思いましたね。だから自分は、番組開始当初はTBSの裏番組「悪友親友」を観ていました。芳村真理が司会のこのトーク番組はゲストが自分の友達を毎回数珠つなぎで紹介していく企画だったんですが、「いいとも」で同じような企画「テレフォンショッキング」をやっているというのを知り、同時期に始まった同時間帯の番組が同じような企画をするとは何事だと、「いいとも」を軽蔑さえしていました(もっとも、どっちが真似したのかはよくわからないのですが)。
「悪友親友」は確かすぐに終わってしまったため、仕方なく自分も「いいとも」を観るようになりました。徐々に番組が定着していく様子は何だか不思議な感じでした。きっと、タモリ自身も不思議なまま32年続けてきたのかも知れませんね。「頑張りすぎて」終了していく番組が多い中、「頑張らない」タモリの番組が続いていく。これはひとつの悟りの境地なのかも知れません。そして自分が自宅で仕事をするようになった数年前(正確には思い出せないけど7、8年ぐらい前?)からは昼になると当たり前のように「いいとも」を観てきました。なので、自分がしっかり観るようになったのはタモリが円熟期に入った頃からなのでしょう。
番組終了が発表される数ヶ月前から、タモリが出演しないコーナーが作られていきました。あきらかに意図的なものを感じたので、「あ、いいとももそろそろ終わるんだな」とうすうす感じてはいました。始めがあれば必ず終わりがあるわけで、そういう意味では「いいとも」終了に対して納得はしています。年老いていくタモリにこれ以上続けさせるのは可愛そうな気もします。それでもなぜこれほどの寂しさを感じるのかと言えば、自分のこれまでの人生の中で一番多くの放送回数を観てきた番組が「笑っていいとも!」だからです。後半だけに限れば、日本で一番「いいとも」を観ていたデザイナーではないかと自負しているぐらいです。
お昼の最終回、夜の特大号、最後にタモリが何て言うのかと多くの人が注目していました。そしてタモリから出た言葉は両方とも「明日もまたみてくれるかな?」でした。タモリはきっと思っていたでしょう。「これでいいのだ!」と。

子どもたちの旅立ち。

「いいとも」に対する思いは尽きませんが、3月のお別れは「いいとも」だけではありません。そうそう、3月定番のお別れといえば、「卒業式」。今年はうちの娘が専門学校を卒業し、息子が中学校を卒業しました。娘は4月から社会人で息子は義務教育課程を終えたのですから、ある意味我々夫婦の子育てはこれでひと区切りついたといえるでしょう。まぁ、ほんとの子育て終了は息子が社会人になるまでもうしばらくかかるわけですが、ひとつの責任を果たしたという安堵感はありますね。これ以上書いてしまうとニュースに書く内容がなくなってしまうので、詳しくはニュースのコーナーにて。

糖質制限ダイエット一応終了。

2ヶ月以上にわたって続けてきた糖質制限ダイエットも、3月20日をもって一応終了としました。結果的には体重7キロ減、ウエスト7センチ減という、ある程度の成果もありました。ただ、できれば10キロぐらいは落としたいなと思っていたので満足できる結果とは言えません。それでも7キロ減っただけでこれだけ身体が軽くなるのかという実感が持てただけでも収穫でしたし、どうせならもう少し頑張ってみようかなという欲も出てきました。なので、これまでの2ヶ月間ほど厳密に糖質制限するのではなくとも、引き続きゆるやかにダイエットを続行していこうかなとは思っております。

オカノデザイン・ドットコムも今月で最終回。

10年以上にわたって続けてまいりました「オカノデザイン・ドットコム」ですが、今月をもって最終回とさせていただきます。これまで一部の人にしか話していなかったのですが、仕事仲間の台湾人フェイさんから、「台湾は今日本ブームで、日本語環境でデザインの仕事ができる経験豊富な人を探しているのでやってみないか」と昨年の夏に打診されました。で、旅行気分で何回か台湾へ行き、あっちの事務所で仕事をしているうちに、向こうでは有名なファッション誌「Viva」の誌面レイアウトをまかされるようになりました。そして熟慮の末、4月から本格的に(最初は単身ですが)台湾に移住する決意を固めました。50歳近くなってからの挑戦はしんどいものがありますが、新天地で頑張っていこうと思います。もちろん、台湾で更新作業をすることもできましたが、仕事に100%集中したいという決意を汲んでいただければ幸いです。長い間のご愛読、本当にありがとうございました。(もちろんウソ、エイプリルフール)